DMC-GF1を購入(後編:実際に使用して)
先日、GF1(パンケーキレンズ)の購入理由をまとめましたが、今回は実際に使用して感じたことをまとめます。基本的には今まで使用していたコンデジ(カシオのZ1080)との比較になります。
実際に使用して
いいところ
小さい!
GF1はデジイチの中では小さい部類に入りますが、コンデジと比較すると圧倒的にでかいです。Z1080の倍以上の重量があります。しかし、実際に使用してみると大きさ・重さは全く気になりませんでした。「この大きさでこんなにいい写真が撮れるのか!?」という感動がでかいからだと思います。ほどよい大きさなので、コンデジと比較してホールド感も上です。バックに入れていても問題ない大きさですし、ネックストラップで首から提げていてもあまり気になりません。
手ぶれしない!
コンデジだとちょっとくらい場所だったり、屋内でも手ぶれが発生していました。しかし、GF1(パンケーキレンズ)だと全然大丈夫です。下の画像は歌舞伎町で手持ち撮影したものですが、しっかりと構えなくても全然手ぶれしませんし、ISOも100で抑えられています。今までこういう場面での撮影がなかなかうまくいってなかったのでとても満足しています。
RAW現像が楽しい!
高級コンデジやデジイチにはRAW形式で保存する機能があります。これをJPGにする作業を現像と言うのですが、それがすごく楽しい!パソコンの専用ツールで露出やホワイトバランス、コントラスト比を細かくいじれますし、様々なエフェクトをかけることが出来るので撮影時には思ってもいなかったような写真が出来上がったりします。下の画像は大工道具をレトロっぽく仕上げたものです。こんな感じの雰囲気の写真を簡単に現像することが出来ちゃうのがとても楽しい!
かんたん!
とにかく簡単です。操作は背面のボタンで行うので、コンデジと大差がありません。マニュアル撮影もありますが、オート撮影(iAモード)も充実しているので細かい設定は苦手・・・という人でも大丈夫。操作が簡単というだけではなく、簡単にいい写真が撮れるという点も気に入っています。筐体が小さいのでバックからサッと取り出してすぐに撮影できる手軽さ、手ぶれしにくいのでその類の失敗が少ないというのが要因だと思います。
オールドレンズ復活!
マウントアダプタを使用してオールドレンズを使用できるところも気に入っています。特に熱いのがキャノンFDマウントのレンズ。従来の一眼レフだと望遠側が使用できないらしく、化石化していたマウントですがマイクロフォーサーズではしっかりと使えます。ヤフオクなどでレンズが安いモノでは1500円ぐらいで投げ売り?されていたりするので興味のある方は是非。AFはもちろん使用できないので、MFオンリーになってしまいますが。
いまいちなところ
正直な所、ほとんどありません。しかし、敢えて挙げるとすると・・・
小さい・・・
小さいことはメリットでもあり、デメリットでもある。小さいのでグリップ部分のある一眼レフなどと比較してしまうとどうしてもホールド感で劣ります。更に背面部分に操作するためのボタンを集中させなければならないためちょっと窮屈な感じがします。
パンケーキレンズに手ぶれ補正なし・・・
パナソニックのデジイチはレンズ内手ぶれ補正を採用しているので、ボディ側には手ぶれ補正機能はありません。標準ズームレンズや望遠レンズには手ぶれ補正機能があるのですが、パンケーキレンズにはありません。静止画を撮影する際には全く問題がないのですが、動画を撮影するとなるとこまかーーーい手ぶれが気になってしまいます。
ダイヤル堅すぎ・・・
「絞り優先」「シャッタースピード優先」などを切り替える、上部に付いている丸いダイヤルが堅すぎます。親指だけで動かすのは辛い。もっと軟らかくてもいいのになー、と思います。
レンズが少ない・・・
マイクロフォーサーズはまだ新しい規格なので、レンズの種類が少ないです。富士フイルムが参入するとの噂があるので、楽しみです。